尚、ここで判定した化石は名称と発見者のお名前を確認したラベルを作成し、研究会の方で保管させていただきます。お持ち帰りはできません。
展示会や研究紀要には発見者のお名前をご紹介させていただきます。
期 日 2025年2月22日(土)午後1時から3時 少雨決行
① 前半の組 1時から2時 どちらかで参加を
② 後半の組 2時から3時
2025年3月 8日(土)午後1時から3時 少雨決行
① 前半の組 1時から2時 どちらかで参加を
② 後半の組 2時から3時
会 場 鳥羽中央公園市民プール前 駐車場は市民体育館前に駐車
定 員 各組20人
参加費 大人、子どもとも200円
用 具 小さめのハンマー、保護メガネ、手袋、水筒など
保護メガネやハンマーは貸し出し用もあります。
参加申し込み 電話で参加者名前、学年 住所をお知らせください。
できたらショートメールでもお知らせください。
(連絡先携帯 090-4790-0559)
2月1日に化石発掘した現場は崖の表面が露出しています。今後はネットを張る予定ですが、まだ調査中なので露頭を荒らさないようにご協力をお願いします。現場の工事や露頭の掻きだし、砕石の搬出などでたくさんの皆さんのご協力がありました。地権者の松尾生産森林組合や青峰山正福寺の住職様からも許可をいただいています。
化石はまだ調査中なので現場保存は大事な約束です。現場を訪れて砕石などを勝手に持ち出さないようにご協力下さい。
2月15日には青峰山正福寺の「御船祭り」があり、たくさんの参拝客の皆さんがお参りします。
ご迷惑をかけないようによろしくお願い申しあげます。
今から1億5千万年前のジュラ紀の海で生きていたアンモナイトの発見現場、青峰山の参道の中腹で2023年アンモナイトの化石が発見されました。現場が荒らされないように鳥羽恐竜研究会では保存活動をしています。今回はその現場で大規模に化石発掘をすることになりました。
2025年2月1日、大寒最終日でしたが、穏やかな日に恵まれ、たくさんのメンバーの参加でアンモナイト化石の産出が期待される青峰山の参道そばの今浦層で化石発掘作業を実施しました。
主催は鳥羽恐竜研究振興会でしたが、トゲのあるアンモナイトを発見した星田さんや西原さんたちや今までこの地で化石を発見されてきた東海化石のメンバーにも参加して発掘指導をしていただきました。
また、恐竜研究振興会運営委員の皆さんや教育委員会、観光協会、皇学館大学、岡山理科大学、高校生、化石大好きメンバーなど多様な皆さん30名ほどが参加し、楽しくやりました。
地元ケーブルテレビのZTVも終日取材していただき、化石発掘の模様をカメラに収めていただきました。
初めはシャベルで掘る予定でしたが、なかなか固いので表土の部分はユンボの力を借り、土砂をすっくてもらいました。まさに百人力です。グッリド線にそって掘り下げていきました。下では力のあるメンバーがスコップで土を掻いて土のうに入れていきました。
表土の上の雑木は少し前にチエンソーで切ってもらいました。この作業もなかなか大変でした。
今回は地元の大学生や高校生も参加してくれたので、3組の班長さん大学生が勤め、それらの指導をMiemuや東海化石のメンバーに指導していただきました。固い岩盤をバールで砕いていきました。
今回は現場での鑑定はせず、砕石はみんな土のうに詰めて、下の市民体育館近くの市民プールまで運びました。次の日に化石判定をする予定を立てていましした。
トラックで3往復300袋運びました。
今回の活躍は若手メンバー、将来の研究者を目指して奮闘中です。
恐竜王国の福井県大野市から主任学芸員を務める酒井佑輔博士に来ていただき恐竜王国福井の物語をベースに研究の紹介をしていただきました。大野市の周辺では恐竜化石やアンモナイト化石が発見され、古代からの歴史を秘めた生き物の生態をたどることができます。特にジュラ紀のアンモナイト化石の発掘や恐竜化石からそれを紐解き物語として考えてくれました。
鳥羽でもその歴史を明らかにしていくことができるので今回のアンモナイト化石の発掘を機会に恐竜化石との関連の中で新たな歴史を考えてほしいと提案された。
2月2日、市民プール前で、昨日青峰山の参道近くで発掘してきた砕石からアンモナイトなどの化石を探す化石採集会を開催しました。約10家族20名と判定員の方や資料管理の方10名ほどが参加して砕石の判定を始めました。
今回の砕石は堀たてだったので水分が多く、石が割りにくく苦戦しました。ハンマーで層理にそってたたくとうまく割れるのですが、今回は少し苦労しました。
ベテランの化石専門家の指導を受け少しずつ割っていきました。しばらくすると植物化石の葉脈や貝化石が見つかりました。そして20分ぐらいしたらやっと「アンモナイトの化石を見つけたぞ」と声が上がりました。大きさはそんなに大きくなく小さいものでしたが、渦巻き模様のあるアンモナイトが見つかりました。
1時間余りでアンモナイト化石4個、貝や植物化石などが15個見つかりました。
受付で、グッリド番号と化石の名前、発見者の名前を書いてビニール袋に入れて保管しました。
今回は研究の資料にするので持ち帰りはできない約束でした。
発見された化石がどんなものかの判定が出た時、発見者の名前などを紹介してパンフレットにまとめることにしています。それまでお預けの形となります。
頑張って化石採集をした皆さんです。
2023年化石研究家が青峰山参道の崖下からアンモナイトの化石を発見しました。アンモナイトは、約1億5000万年前の後期ジュラ紀のアンモナイト・ヒボノチセラスの仲間であることが判明しました。
トゲが保存されているヒボノチセラスの化石は国内で初めての発見となりました。
今回 現地で大発掘作業を実施します。さらにたくさんの化石を発見し新種の認定にチャレンジします。
「Miemu企画展で紹介された青峰山アンモナイト化石」 青峰山参道で発見されたアンモナイト化石 「ヒボノチセラスの仲間」
2024年7月6日~9月16日三重県総合博物館Miemuの企画展「標本 あつめる・のこす・しらべる・つたえる」で青峰山のアンモナイト化石が紹介されたので、三重県内はもちろん東海地域でも話題になり、一緒に調査研究したいという声をいただきました。
10月19日、秋のさわやかな天候にも恵まれ、化石採集会を開催することができました。参加者は遠くは大阪、愛知から、また県内の各地や地元鳥羽市内から、27家族、60人の参加で楽しく実施できました。
受付でハンマーとタガネやドライバー、保護メガネを借りて、海岸に降りました。この日はあいにく満月の大潮で9時30分の時点では潮が海岸近くまであり、ちょっと会場が狭かったですが、初めのあいさつと化石の見つけ方を紹介している間、少しずつ潮が引いていきました。
① 潮がまだ引いていないときは、「砂浜をていねいに歩いてみると、砂の中に巻貝や、二枚貝の模様のある化石が見つかるよ」と紹介して、砂の中を探していたら、低学年の子どもさんが、さっそく小さな巻貝の化石を見つけました。
② 今度は砂浜に落ちている黒い泥岩を見つけて、平たい石の上でハンマーで割ってみようと呼びかけて、おにぎりぐらいの大きさの泥岩を割ってみました。そしたら、その中にキラリと光る貝化石の破片が見つかりました。上手な子どもさんは半円状の貝化石を見つけました。中でもびっくりしたのは、細長い歯の形をした化石を見つけた時です。私もいっしゅんびっくりして本物かと驚きました。
今後検討して、観察してみることにしました。
③ 少し休憩をして、後半は崖の割れ目に挑戦することにしました。貝化石がありそうなポイントを探して、ハンマーとタガネで少しづつ割ってみました。うまく割れた子どもさんは、貝化石の破片を見つけることができました。なかなか本物の化石を見つけることは大変ですが、少しずつ目が慣れてきて素晴らしい形の化石を見つけてくれました。
化石専門家の方もいたので、詳しく判定をしてもらいました。
遠くから参加していただきました皆様、本当にありがとうございました。
恐竜小公園にあるイグアノドンの足跡化石にも手で触れていただきました。この場所は海岸の岩場に恐竜の足跡化石が見つかり大変貴重なものでした。発見するまでは私たちはこの上で弁当を食べていて、足跡に似ているなと思っていて、「恐竜の足跡だ」と声を挙げなかったのですが、次の年に来た化石専門家の方が、「これは恐竜の足跡だ」と判定してくれたので、恐竜の足跡発見になりました。
「ちょっと残念な思いでした」
草食恐竜の大腿骨や尾椎だけでなくイグアノドンの足跡化石も発見されてこの地は恐竜化石発見地として一躍注目されるようになりました。
まだまだ暑さが残る季節ですが、鳥羽恐竜研究振興会では皆様が楽しみにしている化石採集会を下記の予定で開催することになりました。鳥羽竜化石発見から今年で28年もたち、なかなか本物の恐竜化石は発見できませんが、参加の皆様の熱意で少しづつその夢が広がっています。
みんなでまたチャレンジしてみたいと思います。
記
1. 開催期日 2024年10月19日(土) 雨天中止
受付 午前9時30分 開始10時 終了12時
2. 開催場所 鳥羽市安楽島町砥浜海岸 パールロード沿線 鳥羽駅から車で10分程度
3. 駐車場 パールロード鳥羽竜化石発見地より50m先の左側の路肩、
ヤマヤス水産焼きガキ屋さん周回道路 現場に係りのものがいますので確認下さい。
4. 参加費 一人保険料とともに200円(5歳以上) 定員は30組60人まで
5. 持ち物 ハンマー、タガネ、保護メガネ、小袋、手袋、水筒、
帽子できたら安全のためヘルメット(自転車用など)
◎ハンマー、タガネ、保護メガネは研究会でもお貸しできます。
6. トイレ 現場にはトイレがないので事前に公衆トイレやコンビニなどで済ませてきて下さい。
7. 申し込み 電話で申し込む 鳥羽恐竜研究振興会 ★携帯 080-5103-1366 山下まで
20日までに申し込んでいただいた方は 携帯090-4790-0559 この電話が行方不明な
ので 上の電話 080-5103-1366 にかけなおしてください。
何度も申し込んで繋がらなかった方も恐れいいりますが再度かけなおしてください。
できましたら ショートメールで住所、参加者・保護者のお名前、年齢をお知らせ
ください。傷害保険の申し込みに必要ですので、よろしくお願いします。
締め切りは 10月15日
鳥羽竜化石発見現場には、まだ眠っている化石があることが予想されています。鳥羽恐竜研究振興会ではなんとか再発掘ができないか検討しています。しかし、現場はカキの漁場や地元の漁師さんたちがとるフノリ、ケノリなどの海藻の生える場所でもあります。よく話しあって発掘ができるようにしていきたいものです。
立ち上がっている岩石の周辺は1996年前回の発掘で大腿骨や上腕骨が発掘されたところです。写真中央を左に走っている部分に骨盤や背骨が埋まっていることが予想されています。この辺りは満潮になると潮で埋まって行きます。
漁場を汚さないようにして短時間で作業できる方法を考えて再発掘したいと計画しました。
しかし、関係者の方と2回の交渉を持ちましたが、カキ養殖などに被害が出るので中止となりました。
① 岩の中にあった恐竜の化石。楕円形の形が大腿骨の部分、②崖のところを丁寧に掘り下げて化石をとりだしました。
③ 岩石を石こうやシリコンラバーで保護しながら掘り出しています。
秋の修学旅行で化石採集体験をしていただく京都の木津川台小学校の先生方が7月30日、現場の下見にきてくれました。鳥羽竜のことを簡単に紹介した後、海岸に降りて、黒い泥岩を拾いながら割ってみました。
そしたら、運よく割れた岩石の裏側に貝化石が見つかりました。なかなか素晴らしい発見でした。当日もうまく発見できることを願いたいです。黄色いハマカンゾウの花が咲いていました。
夏休みに入り、鳥羽竜化石発見地も化石探検でたくさんの子どもたちや親子連れの方が訪ねてくれています。
しかし、このところ35度を超える真夏日が多くなり、鳥羽恐竜研究振興会では健康安全を考慮して現地での化石採集案内を中止します。鳥羽竜化石発見地は海岸にあるので、潮のよく日や時間を調べて、各自熱中症に注意して涼しい時にご見学ください。
海岸で化石探しをするときは黒っぽい泥岩を見つけてハンマーなどで割ってみてください。
あまり崖をハンマーなどでくずさないようにしましょう。できたら保護メガネをつけるようにしましょう。化石採集の時は安全のため、手袋、ヘルメットがあるといいです。
海岸の海藻類や貝類は漁業資源保護のため取らないようにお願いします。
残念ですが、7月、8月の化石採集ガイドは安全を考慮して中止します。
連絡先 090-4790-0559 鳥羽恐竜研究振興会
8月中潮2.3.日 大潮 4.5. 6.7日 中潮16.17.18日
大潮 19.20.21.22日
中潮、大潮の時は10時から13時ぐらいまで潮が良く引きます。
7月7日、2家族の皆様が化石採集に来ていただきました。元気よくいろいろな場所を探していただきました。
7月20日、22日も現地で化石採集会をしました。いろいろな化石が見つかりました。22日には昼前にわか雨に見舞われました。少し涼しくなりました。海岸で磯の生き物探しをしていただきました。
お父さんが岩の中から巻貝の形の生痕化石(せいこんかせき)を掘り出してくれました
鳥羽恐竜研究振興会では、今年のゴールデンウイークに2つの企画を用意しました。一つは5月3日の「化石レプリカつくりと鳥羽竜の発見紹介」、もう一つは5月6日(月)振替休日の鳥羽竜化石発見現場での「親子化石採集会」たくさんの子どもたちが参加してくれました。
5月6日(月)振替休日に鳥羽竜化石発見現場で親子化石採集会を開催しました。この辺りは潮がよく引き海岸も広くなり、いろんな場所で化石採集をしました。鳥羽竜発見の様子と化石採集の方法を紹介した後、各自、浜に広がって黒い転石や小石を見つけて、ハンマーで割ってみました。
黒い石の中から貝化石が見つかると、「見つけたぞ」と大きな声を上げて喜んでいました。現場の担当者にも「素晴らしいのを見つけたね。」とほめていただきました。よく見つけられたのは貝化石で、二枚貝や巻貝の化石がありました。
NHKや東海TV,CBCTV,三重TV,ZTVなど5社のカメラが入り、そこかしこでカメラマンからインタビューを受けていました。早速、夕方のニュースなどで放送してもらいました。ZTVは15日からいせトピで放送します。
みんなが見つけたものをみんなに紹介しました。
恐竜たちが生活していた時代の化石のレプリカをつくり、その時代の状況を学びました。また、化石レプリカを乾燥させている間に、鳥羽で発見された大型草食恐竜の発見当時の様子を紹介し、どんな状況で発見されたか、どんな大きさの化石だったのかをみんなで学習しました。
5月3日(金)鳥羽歴史文化ガイドセンター 鳥羽市鳥羽1丁目10-48 電話0599-25-8255
自分の好きな化石の型を見つけ、絵具を水に溶かし、色を付けた石こうを型に流し込みました。そしてそれが乾くまでまって、乾燥したら型からそっと外しました。
みんな大変上手にレプリカをつくっていました。アンモナイトや三葉虫などがきれいに取り出されました。「やったね。」「なかなかの出来栄えや!」とみんな得意になっていました。この後、化石の名前や生きていた時代の説明が書いたラベルをもらいました。
★化石レプリカをつくった人はおうちでもしっかりお日様で乾燥させてね。
2023年2月から7月、化石研究家によって三重県鳥羽市にある青峰山の参道でトゲのあるアンモナイトが発見されました。この場所は50年前大阪教育大学の山際延夫さんによつてアンモナイトが発見された場所の近くで化石研究家の皆さんもアンモナイトを探しに来て偶然崩れた崖の土砂の中の転石から発見したのでした。
そのあと丁寧な調査をした結果、今浦層の断層面から新たな発見がありました。アンモナイトは今までにも発見されていましたが、外殻にトゲのようなものがあるのは初めてでした。
もう少し発見の化石があると種の認定もされたのですが、化石の数が少なく、ヒボノチセラス属として鑑定されました。現場は大変崩れやすい崖なので保存・管理には丁寧な手立てが必要です。
昨年化石研究家が、青峰山の参道で貴重なアンモナイト化石を発見したので、その現場保存のため、防護ネットと看板を立てて採掘で現場を荒らさないように呼び掛けた。
発見されたアンモナイト化石は表面にとげのあるアンモナイトで鑑定の結果、後期ジュラ紀のヒボノチセラス属のものとなった。青峰山のすそ野の堀切川から延びる松尾道の横に続く今浦層の中の砂泥互層から搬出したものだ。
この地層は大変やわらかいので大事に保管することがいる。その意味で産出場所を教える代わりにみんなで見守っていただきたくお願いする立札も建てた。管理は鳥羽恐竜研究振興会が担当するが地域のみなさんにお願する形を取った。防護ネットは木下水源さんにお願いし、看板はパイロット社にお願いした。
1月29日、産業技術研究所の内野隆之さん、鳥羽恐竜化石発見者の谷本正浩さん、鳥羽恐竜研究振興会の山下直樹、木下洸の4人で砥谷海岸の地質調査に出かけた。
この場所は鳥羽竜化石を導いた松尾層群の発見者大阪教育大学の山際延夫先生や早稲田大学の坂幸恭先生たちが命名してくれた砥谷コンプレクスの貴重な地質巡検の場所である。
中生代の松尾層群、古生代の砥谷コンプレクスなどが入り交ざり複雑な地質を構成しているところである。特に今回は鳥羽コンプレクスの砂岩の中から山際先生が発見されたフズリナがペルム期のものであるかを確認し正確な時代を測定したいということで調査が行われた。
今から50年も前に、山際先生たちがこの海岸の砂岩の中からフズリナを採集し、それを研究室でプレパラートに仕上げ、顕微鏡で見つけてくれたものである。(本来フズリナは石灰岩の中から見つかることが多い)それが山際先生の自宅に保存されていたものを処分することがとになり、谷本さんが運よく確保していただいたおかげで日の目を見ることができた。さらに今回は内野さんがさらに詳しい時代測定をして、古生代の時代を検証してみたいということになった。 再度現地で砂岩を採集し、ジルコン法で時代を測定することになった。どんな結果が出るか楽しみである。
新しい年になり、1か月が過ぎようとしています。新年早々能登半島で大きな地震があり、たくさんの方々が大変な被害にあわれています。少しでも早く回復されるように祈りたいと思います。
日本の周辺には太平洋プレートやフィリピンプレートがあり、これらがマグマの移動に合わせて動いていくことから活動層などが刺激され、地震の原因を作っているようにも思われます。この問題は専門家の方にお任せして、私たちもわかる範囲で勉強しながら、地球の歴史を学びながら太古の時代から生きてきた生物多様性をみて、恐竜達の繁栄と死滅を考え、化石の発掘に挑戦していきたいと思います。
鳥羽では今から27年前大型草食恐竜の化石が発見されましたがそれ以後確かなものは発見されていないので少しさびしいですが、化石が含まれていた松尾層群はまだまだ存在するので少しずつみんなで探りながら化石発見を進めていきたいと思います。
恐竜化石が発見された現場付近の状況です。2年前は崖が崩れて樹木が倒れてきていましたが今は整理されてきれいになっています。この一帯は松尾層群の泥岩の層が続き、それらの中から貝化石や恐竜化石の断片などが発見されています。
毎年二回程度子どもたちと化石採集会をしていろんな化石を見つけています。
ハンマーなどで崖をやみくもにたたくのではなく、地層の割れ目に沿ってタガネなどを使ってやっていくときれいな貝化石なども見つかります。狙いはそれらの中に歯の化石が見つかることを願っています。草食恐竜の歯はそんなに大きくなく、3、4㎝ぐらいの大きさです。黒いエナメル質が見られるといいですね。がんばつて探してみましょう。
2023年9月25日、鳥羽竜化石発見現場の海岸に降りる場所の階段に手すりを設置していただきました。いままで手すりがなく不安でしたが、アルミ製の丈夫な手すりを工事担当の会社に設置していただきました。
鳥羽恐竜化石発見現場は鳥羽市安楽島町の砥浜(とはま)海岸にあります。鳥羽駅からパールロード方面に走ると10分ほどでつきます。路肩に恐竜発見現場の看板があります。当日はその路肩と近くの山安水産焼き牡蠣屋さんの駐車場をお借りします。そこから歩いて恐竜小公園に来てください。
海岸は潮がよく引いて広くなっています。長靴などが望ましいですが、運動靴でもよろしいです。ハンマー・タガネはお貸しします。
トイレがないので事前に近くの施設でおすましください。(コンビニ、市民の森公園トイレ)
恐竜化石発見現場に修学旅行で訪れてくれる小学生のみなさんがいます。潮時のいいときは浜も大きく広がり、化石の見つけやすい環境になっています。崖は危険なので周辺の浜などに落ちている転石などを拾いながら貝化石を見つけます。はじめはなかなか難しいですが慣れてくると少しずつ貝化石も見つけられます。岩石の質は黒っぽい泥岩、堅くなった頁岩(けつがん)の中によく見つけられます。貝化石が見つかると少しずつ恐竜化石にもつながる夢で出てきます。1億年前の恐竜たちと握手できるようにチャレンジしています。
貝化石の発見続く
先日、鳥羽竜化石発見現場で見つけてきた石をハンマーでたたいていたらニシガイのような巻き貝の化石が出てきた。石は牡蠣がらの化石が詰まっている状態であったが、丁寧にたたいていたらうまく取りだせた。このところ目が慣れてきたせいか少しずつ発見できるようになって来たのが嬉しい。
鳥羽竜発見20周年記念の新しいパンフレットの発行
20周年を記念して新しいパンフレットを10,000部印刷しました。トバリュウの紹介や化石レプリカの案内などが掲載してあります。いろいろなイベントでの活用や修学旅行生への配布、市内の関係施設に配布しトバリュウの紹介をしていただく予定です。
WAKE UPは「新たにめざめよ」
の意味が込められています。皆さんの新たな発見でトバリュウの種の認定にチャレンジしていきたいと思っています。現場の恐竜の小箱の中にも一部おいてあります。
表紙の挿絵は加茂小学校長倉田先生の作品です。
鳥羽恐竜研究振興会では鳥羽竜化石が発見された現場での貝化石や恐竜化石の発見体験学習会を準備しています。
現場の浜に降りて砂浜に転がる小石の中から化石を発見する体験活動です。
丁寧に探してみるといろいろな貝化石が発見されます。ぜひ発見現場を訪ねてあなたもチャレンジしてみてください。
鳥羽竜の紹介や化石レプリカづくりなど理科の授業などでご活用ください。鳥羽竜化石から恐竜の生きた時代がよみがえります。
今年は20周年事業として今までの夏休み体験学習会と合わせて市内小学校の皆様に現場での化石採集の体験学習会をお勧めしています。ぜひご参加ください。
恐竜が生きていた時代の化石のレプリカを作ります。シリコンの型に石こうを溶かした色水を流し込み乾燥させて作ります。
★出前授業で各学校や施設にお出かけします。
★ガイドセンターで
夏休みに計画
鳥羽竜化石が発見された場所は砥浜海岸といい、砂浜が広がるところです。砂浜周辺で転がる石の中から貝化石などを発見することができます。
夏休みなどに化石体験教室を開催するのでぜひご参加ください。お申し込みがあれば現地でご案内いたします。
鳥羽恐竜研究振興会の事務所は鳥羽ガイドセンターにあります。鳥羽駅から約10分のところにあります。
電話は090-4790-0559
お問い合わせは
〒517-0011
鳥羽市鳥羽1丁目10-48
鳥羽ガイドセンター内
連絡先
電話&FAX0599-25-8255